さて今回はユーザー車検に行ってきました。
ユーザー車検を知らない人がこのブログを読んでいるとは思えないのですが、一応説明しておくと、ディーラーや整備工場に委託するのではなく、所有者自ら車検場に出向いて自分で手続きをするものです。まぁセルフ車検と言ったほうがわかりやすいかな…
あまり値段が変わらないようなら全然店に投げてもいいなと思っていたのですが、ざっと見積もっても5万円くらい変わるのでケチな私としてはユーザー車検一択です。
あと今回は少し長めの文章です(約4,000字)
目次
車検前日まで
ネットで大体車検について調べ、対策をします。私の場合は変えるのはミラーくらいかなと思ってたので、ミラーだけ買いました。マフラーは...いけるやろ...みたいな精神でした。
ちゃんと走って止まれるバイクであれば、灯火類などの引っかかりやすい所を中心に見るといいでしょう。自分の場合は構造変更も予定していたので、シングルシート化に伴うタンデムステップの除去などの作業も必要でした。
タナックスのバレンミラーは現基準は不適合なようですね。旧基準マンには関係ありませんが。
そして、次に車検の予約をします。
アカウントを作ればあとはすんなりいけるかと思います。自分は今回、構造変更と住所変更(転入)があったので、最寄りの東京運輸支局しか選べませんでした。継続車検であればどこでもいいみたいです。
おすすめは朝一のラウンドです。平日しか空いてないので有休をとってのチャレンジになるかと思いますがなるべく早めに受けた方が修正も終わりますしね…。
当日(書類作成)
そして当日朝、直前のチェックを行いました。
ミラーを車検対応品にかえて、一応灯火類のチェックしていたら、リアブレーキのライトがつかない…肝を冷やしかけましたが、よく見るとバックステップとセンサーとがつながってるワイヤーをひっかけ忘れてました。あぶない...
その他灯火類もヨシ!シングルシートのカギがぶっ壊れてましたが車検には関係ないのでヨシ!!ついでにタコメーターのバックライトもつかないけどこれも関係ないのでヨシ!!車検証と自賠責証明書、工具、お金、印鑑、納税証明書もヨシ!!出発!
東京運輸支局の前には、というかどこの運輸局にもあると思いますが、テスター屋さんがあるので受付30分前の8:15くらいについて光軸の調整(2,500円)と自賠責の更新(9,680円)をしました。
そして正直右も左もわからないままユーザー車検の窓口の番号札をとって8:45の受け付け開始を待ちます。番号は5番。上々の滑り出しか…と思いきや、全く書類を書いていなかったので地獄の書類タイムが始まりました。
わからないめう...
まず今回自分は構造変更と転入手続きを並行して進めなければならず、これが非常にややこしかったです。例えば記入する自分の住所にしても、今の住所か、更新前の住所かなど、細かいところがわからないことが多いかと思いますが、積極的に聞きましょう。
マジでわからなさ過ぎて窓口の人にめちゃくちゃ聞きました。わからなかった証拠として、自分が何の書類に記入したかブログで書くことすらできません。すみません。でも大丈夫。受かればいいのだ。
とりあえず印紙をペタペタ。検査登録印紙(450円)、審査証紙(1,600円)、重量税印紙(5,000円)。
あと転入手続きは免許書見せればいけるかなとか思ってたんですが、ちゃんと住民票の提出を求められました。近くにコンビニがあってよかった...。(住民票:250円)
書類関係が終わったのが9:40くらいでした。結構かかりました。一応1ラウンドは10:15までなので少し焦りましたね。
あと検査の前に一応ネットで予約した際の予約番号がいるはずなのですが、私は聞かれませんでした。
多分書類作成に手間取って一番最後だったからだと思うんですけど(名推理)
当日(検査)
さて検査に必要な書類ができたので急いでレーンへ。撮影禁止なので写真はありませんが…。最初に外観やハンドルロックの有無、ウィンカーを見られました。
と、ここでハプニングが。なんと左前のウィンカーが沈黙。こんな土壇場でなにしてんだよおおおおお!検査員曰く、よくあることだとのこと。
雰囲気的に「あ、見逃してもらえたな」と思ったんですが、現実はそう甘くなく、ちゃんと直してくださいと言われました。そらそうだ。
ウィンカーは引っ掛かりましたが一応検査は最後までやります。上にあるモニタの指示に従いながらタスクをこなします。「ユーザー車検ゎ、初めてなんですぅ♡」と言えば優しくおじさまが教えてくれます。
F,Rブレーキ、スピードメーターチェックなど...スピードメーターは40km/hちょうどまでアクセルを開けるっていう項目がありますが、事前学習通り、40km/hちょい手前ぐらいを目標にするとちょうどよかったです。
そして課題の光軸ですが…
✕
17cmも下...ネイキッドバイクのヘッドライトは割と動きやすいので要注意みたいです。
テスター屋許さねぇ..と思いながら(思ってないです。)とりあえずレーンを抜けてまたテスター屋さんへカチコミ。
二回目は無料でした。なんか謝られちゃいましたが、こんなオンボロバイクだから気にしないでぇ...と思いながら前回より10cmほどあげてもらいました。
あとウィンカーは何事もなかったかのように点灯してました。ほんとなんだよお前...。
そして再び検査レーンに突入。
が、今度はぴかぴか光るウィンカーを見て検査員が少し訝しげな表情。というのも、フロントの左右のウィンカーの中心を結んだ長さが30cm以上ないとダメとのこと。今は26cm...こればっかりはオワタ...車検場周りでどうこうできるレベルの調整じゃない…
と絶望していると、もう一人の検査員が「この電球、何Wですか?」と。Wで何が変わるんだと思いながら、キタコのこいつです。と仕様を見せて8Wだと証明したらなんと8Wだと26cmでOKとのこと。あぶねぇ…そもそも新基準だと10W以下はアウトなので旧基準万歳ですね…。
1回目パスした項目は受けなくていいので例の光軸検査です。ドキドキ...。モニタを見ると...
✕
あれーおかしいね...。
検査員「もしかして一回目アクセルあおってませんでした?光量が全然足りてないんすよね」
私「あ、そうでした(池沼)」
そう。忘れていましたが、アイドリング状態だとこの手の旧車は光量が足りないので3,000rpmくらいまで煽ってあげないと光量不足で蹴らちゃうんですよね。
1回目はちゃんとアクセル開けながら測ったことを思い出して再チャレンジ...
○
思わず、ヨシ!と声が漏れてしまいました。ここでブザーが検査レーンに鳴り響きます。第一ラウンド終了。10:15~10:30までは休憩なので水分補給へ。
残りは重量測って車体の写真撮影して終わりです。
ちなみに暑すぎて軽く熱中症気味でした。
ナイケンが車検に来てたこと以外はあまり珍しいバイクはいませんでした。
第二ラウンド開始。車重測って...写真他撮影して...合格!!!やったぜ。
当日(合格後)
さて、そもそもSRXのユーザー車検をする前に憂慮している点として、光軸とマフラーがあったのですが、光軸はともかく、マフラーについて全く書きませんでした。書き忘れなどではなく、純粋に何も見られませんでした。おそらく検査員が聞いた感じで検査するまでもない音量だと判断されたんだと思います。
まぁ旧基準だと排ガス規制もないですし音量も結構余裕はありますからね。というわけで
「ヨシムラサンパーは車検に通る」
ということがわかりました。下調べではサンパーを車検前につけた/外したという記述がどちらもあったので少し不安ではありましたが…。
ちなみにどうしても不安ならスマホの騒音アプリとかで測ってみるといいです。実は90dB前後だったのでまぁ正直行けそうな気はしてましたが。
というかそもそもサンパーって車検適合品じゃなかったっけ?(うろ覚え)
話を戻して。とりあえず検査にさえ合格してしまえばあとは消化試合です。ナンバーを返納、書類を適当に出してナンバーを交付してもらって(530円)、付ける!!
あああ! pic.twitter.com/lIzTGa4Qnx
— かすてらうどん (@KASUTERA_UDON) 2020年8月13日
ついに品川ナンバーです。個人的に地名+アルファベットに謎のあこがれがあったので謎の達成感が…。
ふりかえり
さて今回車検にかかった費用を出したいと思います。どこからどこまでが車検対策費用か、という線引きは少し難しいですが、自分が意識して行った整備と当日支払った費用を全部上げてきたいと思います。
2万円ちょっとですね。
ちなみに...なんですが、ググって一番上に出てきたこちらのサイトで試算してみると...
やはり冒頭で述べたように5万円くらい差がありますね…。基本的に日ごろから整備しているのであれば基本整備などはいらないですし、構造変更ごときにそこまで取る?とは思うんですがまぁバイク屋さんも商売なので...。
あと、当日持っていくものですが
- 現金
- 工具(もしものため+ナンバーが変わる人は着脱用)
- 納税証明書(いらなかったっぽいけど一応)
- 車検証
- 自賠責証明書
- 印鑑(これも一応)
以上があればいいと思います。
あとできればバインダーやクリアファイルがあると楽ですね。書類を無くすとめんどくさいですし
とりあえずこんなカスタムしてても車検に通るんだなぁというのが素直な感想です。実質ミラーだけ違反みたいな感じだったようなので、まぁまぁ規則の範囲内で楽しめているかなとは思いました。
それでは!