スマホマウント、これほどライダーを悩ませるものはありません。
自分も中華のマウントから始まり次いでRAMマウント、クアッドロックと渡り歩いてきましたがようやく腰を据えて休めそうなマウントを構築できたのでここに書いておきます。
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*一番スマホマウントしづらいセパハン&ネイキッド向けです。
*スマホマウント不要論者の方は今回対象ではないのでブラウザバックしてください。
*これ真似して壊れた!とかいわれても知りません。自己責任で。
まず各マウントのメリデメについて簡潔に。自分は以下の認識です。
- 挟みこむ汎用タイプ(代表:RAMマウント)
メリット:安価(スマホを変えてもカバーなどを変える必要なし)
デメリット:かさばる。ださい。
- クアッドロック(以降クアドロと呼称)
メリット:小型、装着時に45度しかひねらなくてよい。
デメリット:ケースに依存する。振動で摩耗する。対振動のモジュールをつけると意外とかさばる。比較的高価。
(この画像だとモジュールは多分ついてないです。)
- SP Connect(以降SPCと呼称)
メリット:クアドロより小型
デメリット:クアドロとおおむね同じ。なお一番高い。また装着時に90度ひねる必要があるためハンドルなどにつけるときに意外と融通が利かない。対振動モジュールは小型だが効果は不明
そしてスマホマント全般に言えることですが、振動によってスマホのカメラモジュールがやられることがあげれられます。
特にiPhoneに多いイメージですが、自分のスマホ(GalaxyS23)でそこの耐久試験はしたくはないのでなるべくマウントしたくない...。
これらの課題を克服すべく私がとった選択肢は....
楽天miniとSPCとステムマウントの利用です。
楽天miniは現在販売されていないものの、メルカリなどで~5000円ほどで入手できる小型のAndroidのスマホです。
防水機能やFelicaも付いており、サブ機として十分使えるスペックです。OSはAndoroid 9.0(最新は12?)なのでそろそろ厳しいかもしれませんが...。
またカメラもついてますが正直使わないので振動で仮にカメラがボロボロになっても何ら心を痛めることがありません。これはでかい。
また軽量なため、そこまでシビアにマウントの強度を考慮する必要がないのが大きいです。
ついでSPCについて。これはクアドロの後発のマウントでシステム自体はスマホ側のカバーの穴にマウント側の突起を合わせ、90度(クアドロは45度)ひねって固定するという同じシステムを採用しています。
メリットですでに述べてますが、単純につけるだけであれば最小クラスのマウントです。
最後にステムマウントについて。これはよくあるスマホマウントの手法ですが、特にネイキッドでセパハンの車両においては頂点がトップブリッジになるのでスマホをマウントする位置がほぼないに等しい環境においてはマウントさえ目立たなければここしかないと思います。
さて用意するものは以下です。
楽天mini
前述のとおり、終売していますのでフリマサイトなどで購入してください。
また自分は一回落として背面のガラス面が割れてしまったのでハードケースを使用しています。
SPC
結構楽天miniの幅とぎりぎりです。はみ出して見えますが、SPC側の接着面は全部ついてます。
見栄えが気になるのであれば接着面の外側をうまく切るといいかも。
自転車用のステムマウント
最小マウントはこれかと。微妙にテーパーかかってるので付属のリング使うか、テーパーがかかってるステムナットを使うかの二択です。
ステムナット(非貫通)
こちらは通常の車体であれば貫通型のナットを購入し、汎用のステムホールマウントを使用するのが楽かなと思います。
ただマイクロステムマウント側のボルトがM6なのでそこだけは注意です。
非貫通タイプだと以下の商品がちょうどマイクロステム側のテーパーといい感じにかみ合うのでいいかなと思います。
普通の平面タイプのものだと若干マウントが浮くor浮かなくても高さが出ちゃうかなと(後述します)
以下非貫通のステムナットを使用する場合のみ。
ロックナット
ドリル
ディープソケット
さて加工はいたって簡単です。非貫通のステムナットにM6~M7で穴をあけ、そこにマイクロステムを取り付けます。
まあ簡単といってもちゃんと真ん中に穴をあけられるかはその人の技量によりますが...(1敗)
(ポンチでセンターを出してから後の記憶がないなどと供述しており..)
素直にバイク屋のボール盤で加工してもらえばと思いましたがまぁ自分でやって失敗するのもまた楽しいものです。
さて、必要に応じてワッシャーなどを挟み、ロックナットで締め付けます。
結構これが深いので前述したディープソケットがないとなかなかきついです。
あと位置決めはシビアですので一旦マウントは仮止めでステムナットを閉めるてから印をつけて本締めって感じで頑張って調節してくださいw
自分はステムをワンオフしたのでステムホールが10φくらいしかなく、市販のステムナットが使えないのでこの手法をとってます。
貫通式のステムナットと市販のステムマウントを併用すれば位置決めも苦労せずもっとスマートにできるかなと思います。
ただマイクロステムに微妙にテーパーかかってるから結局非貫通のほうがいいのかな?ちょっとそこらへんはわからないです。
(付属のリングを使えば平面出せますがその分高くなります。)
後は楽天miniをつけて終わりです。必要に応じて本体のストラップホールに落下防止のヒモをつけておくと安心かと思います。
リジットで止めてるので振動のせいでゆるんだり外れたりするかも?と思ったんですが1,000km位走って今のところ特に変化がないので大丈夫そうです。
(肉抜きのトップブリッジだとストラップの装着もめちゃ楽です。)
まぁ楽天mini自体軽いのも大きい気がしますが。あと自分のSRXは振動少なめなんであまりそこらへんのベンチマークには適してないかもしれない...。
ビューはこんな感じ。
ちょっと小さくない?と思われるかもしれませんが、前傾姿勢になると意外と見やすいんですよねこれ。
乗ってる間、別にずーっとナビを凝視しているわけではなく、あと次の信号左折か...200mで右折か...って感じで見ると思うので視線のリフト量はそこまで気にならないです。
ちなみに、満充電で1週間放置してもバッテリー残量は99%とかだったので、ずっとバイクに入れておいて緊急時のみ使用っていう運用にする予定です。いまはテストのため四六時中つけてますが。
そんな運用で常時つながないので今のところはテザリングで十分かな~と思ってます。
メインスマホは省電力モードであればテザリングのみでもほぼ減らないので割と便利ですね。
参考までに動画を。いくつか。
まずは装着シーン
投稿者: @nagi_watrThreadsで見る
角度があまりよくないですが、そこまでステムのスマホは目立たないと思います。
まぁこのマウントでもサブ機運用する面倒くさささとか、いやいや結局ステムダサくなるんじゃんみたいな声もあるかと思いますが、自分の中ではいったんこれ以上のものはないかなと思ってます。(もしあればコメントなどで教えてください)
あと試行中にいろいろおせっかいを焼いてくれたフォロイーの皆さん、ありがとうございました。
(追記)
あと1点、楽天miniの地味にいい点はこれです。
ドックモードがあり、給電中に時計表示ができます。GalaxyのAODみたいな機能なのでこれが意外と重宝します。(メーターに時計表示がないので)
それでは!