(去年書いてた記事なので時系列は2024ままです。)
一体今年は何回革ジャンを着ただろうかと思っていたらいつの間にかシーズンが終わっていた今年ですが、こちらを立てればあちらが立たず状態なSRXの次なる課題が見えてきました。
導入
さて前回、フィンの修正とオイルホースの取り回しを変え、冷却性能が向上したと思われるSRX君ですが、油温計を付けたことによって冬季の正確な油温がわかり、十分オーバークールだということがわかりました。
詳細は伏せますが、気温11度で首都高を2時間ほど走行(工事渋滞あり)してだいたい50~60度ほどでした。油温の適温は80度~100度と言われてるようなので、最低でも20度くらいはあげたいところです。
今までもこの油温だったのかは定かではないですが、こうして油温が可視化されてしまったせいで否が応でも対策を取らなくてはいけなくなりました。
巷で定番の対策と言えば、難易度が低い順で「段ボールやアルミテープでクーラーをふさぐ」「パンチングメタルでクーラーをふさぐ」「サーモスタットでクーラーへの流路をシャットアウトする」というのがあります。
段ボールはワイルドな感じがあって僕のSRXでもまだ許容できそうではありますが、パンチングメタル位なら自分でも加工できそうなのと、見た目がよろしくない問題もあるのでホムセンでパンチングメタルと金切りばさみを買ってきてシコシコ作ることにしました。
パンチングメタル(1枚)
今年初のおでんを解禁しつつ、あてがってみた結果、アクティブのオイルクーラーステーとセトラブのコアの隙間に丁度パンチングメタルが入る隙間があったので、コの字型に折り曲げ、いい感じにつけることができました。
こういう小物って端の処理で差が出るなぁなんて思いながら、まぁ冬の間だしとかなんとか自分を説得しつつやけくそ完成。
前回と同じ外気温(11度)の日を待ち、前回と同じコースでいざテストへ。
ただ...首都高に上るまでに油温も上がりきらず、いつもより1速落として巡行するも、「あれ、パンチングメタルついてるよな?」という感触。結果、65度くらいまでは上がりましたがそれ以上は上がらず、走行中はだいたい50度~55度くらい。
風が強かったので、前回よりむしろ下がったんじゃないかくらいの感触でした。
まぁ何より工事渋滞もなかったのがでかかったかもしれませんが。こうなるともう全閉しか手はありません。
パンチングメタル+アルミパネル
さて翌日、バイク用品店コーナンでアルミ板を買い、またジョキジョキきって装着。
今回は前回着けたパンチングメタルの裏側に挿入する形でつけました。
というわけで再々挑戦。
気温はもちろん11度。渋滞も特になかったので前回と同じような環境でしたが...
うーん。
たしかに走行中に下がりづらくはなりました。が、せいぜい5度~10度ほどしかあがらず。
下道だらだら走れば70度半ばくらいまで上がりましたが。
そもそもの原因として、今入れてるSOHCさんのターカロイのシリンダースリーブが結構冷えやすいとのこと。まぁアルミとかに比べたらまだましなんでしょうが。
こうなってくるともうエンジン自体に段ボールを巻き付けるとかそのレベルになりそうなので、ここらへんで終わりでいいやっていう感じになちゃいました。
まぁ見た目もそんなに悪くないし、そもそも冬にそんなに乗るタイプではないなっていうことに気づいちゃいました。あとは裏のアルミにライン入れたりとかして、ちょっとこじゃれた感じにしようかな~なんて思ってましたが、いつやるのやら。
しかしこれで「エンジン保護のために冬は乗らない」なんていう大義名分を手に入れてしまったので今冬の稼働はますます減りそうな予感がしてます。
余談
さて、SRXのマフラーのアフターファイアが気になったので重い腰を上げてガスケットをエキパイとマフラーのジョイント部に塗ってみました。煤がついてたので多少漏れてたっぽいです。
実際つけて走ると2,3割はアフターファイヤが減ったのと、アクセルのツキがよくなったように感じました。ダイレクト感が増したというか。
あとはSJを38→40か42にあげてみて、MJも少し上げてみようかなと思います。
真夏に42でボコついて38に下げた記憶があるので、40にすれば真夏と真冬もカバーできるかなぁって思ってます。FCRのSJは、1回転戻しが基準として1-1/2(濃く)~2+1/2(薄く)までの調節代があるので、若干濃いSJのほうが調節が利くのでは?と個人的に思ってます。当時42→38にしたときにどれだけAS戻したかは覚えてないですが、大していじくらずにキャブばらした記憶があるので、42でもASの戻しだけで通用してたかも?といまなら思いますが。